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若者はパソコンが使えない?!若者世代のパソコンスキルが低下したワケとは [IT]

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4月も今日で終了です。
新社会人が会社で働き始めてから1か月経とうとしますが、
最近、新社会人含む若者世代の間でパソコンが使えない人が増えているといいます。

NECパーソナルコンピューター株式会社が昨年2月に行った
「大学生・就職活動経験者・人事採用担当者を対象とするPCに関するアンケート調査」
によると、大学生の9割以上がパソコンを持っているにもかかわらず、7割以上は
パソコンのスキルに自信がないとの調査結果が出ています。

実際に新入社員のパソコンスキルについて、

「マウス操作もわからない新人がいた」

「マウスではなく、画面をタッチするとカーソルが動くと思い込んでいる」

というエピソードが企業から寄せられています。

今パソコンはビジネスには絶対に欠かせない必須アイテムとなっていますが、
パソコンスキルが不足している若者たちが続々と入社してきているようです。

IT関連書籍の執筆に携わってきた株式会社リブロワークスの
代表取締役・小山哲太郎氏いわく、若者世代のパソコンスキルの低下理由について
このように分析し、語っています。

「2011年あたりからスマホの人気がドカンときて、今の若者たちの中には、
パソコンよりもスマホやタブレットに触れる時間の方が長かったという人も
少なくないはずです」

「そうなると、パソコンスキルが低下するのも自然なことのように感じます。
実際、この5年で社会人になった人は、その前の5年の間に社会人になった人よりも
パソコンスキルがだいぶ低くなった印象です。」

「また、会社でよく使われるWordやExcel、Officeというソフト。最近では
レポートや卒論を書く時に使うこともありますが、名前の通り、学校で使うことを
想定したものではありませんから、『できない』ことは珍しいことではないようにも
感じます。ただす、それは昔も今も変わりませんよね」

また小山氏は、若者のパソコンスキル不足が仕事に影響する点はやがてなくなる
とも語っています。

「たとえばタイピングものその一例。今の時代、おそらく一番早いのはフルキーボードで、
タッチタイピングですので、それができないことは、入寮のスピードに問題はあるかなとは
思います。しかし、音声入力が発達して来れば、そのスキルも必要がなくなります。」

「『イマドキの若いのはブラインドタッチもできないのか』など言いがちかもしれませんが、
若い人たちは『音声入力でよくね?』みたいな。実際その通りだと思っています。しゃべったものが
そのまま活字になる方が楽です。AIが発達して文脈を理解する精度が高まれば、正確にテキスト化
してくれるので、その未来を期待する方が前向きだと思います」

確かに2020年代以降の時代はAIが更に発達していくと期待されるので理解ができますが、
現状ではまだそこまで発達していません。音声入力でスムーズに活字化できるように
なるのは数十年先の未来でしょう。

しいていうならば、若者のパソコンスキル不足が仕事に影響する点は
「教えるコスト」だと小山氏は語っています。

「現状は、タイピングができないことは効率が悪いという問題があります。
また、パソコンでなければ動かないソフトもまだまだありますよね。そこで考えられる
弊害は、端的に『会社のスタッフは教えるコストがかかること』。
パソコンを使える・使えないでリテラシーが違うから時間がかかります」

確かに最近の企業では新入社員に即戦力を求める傾向が強いです。
そんな中パソコンの使い方すらよく知らない新入社員が入ってきては、
企業の即戦力にはなれないですし、先輩社員がパソコンの使い方を
一から教えるのには時間もコストもかかってしまい、仕事の効率が落ちてしまいます。

小山氏は若者のパソコンスキルの低下について、それほど影響は大きくないという
スタンスでいますが、それでも、現代のビジネスパーソンに必要なスキルとして、
タイピング・Excel、Wordはできた方が良いと言っています。

「タイピングは、先ほども言ったように速く打てると効率がいいので、出来た方がいい。
Excelは、書店で売られている解説書の傾向を見てもわかりやすいのですが、現在は
『起動しましょう』などの基礎的なことを解説したものだけでなく
『ビジネスで使うのはこういうものだ』という実践的なものが増えており、よく売れています」

「Excelが会社に浸透してきたことにより、企業も就活生も、『Excelくらい使えないとね』
という感覚になってきています。また、社内文書はまだまだWordが多いので、約束事の多い
ビジネス文書を楽に作るための機能くらいは知っておいた方がいいでしょう」

最後に小山氏はこう締めくくりました。

「今の40代の人たちも、インターネットが普及し始めた頃に就活をしており、新入社員として
働いていた人たちです。当時は、パソコンを使えない人なんてたくさんいました。今の中堅社員でも、
パソコンが使えなくて就職してから必死で覚えた人は多いはずです。それを考えれば、少なくともITが
一般の生活に入り込んでいる現代の若者の方が、昔のITのわからなさに比べマシだと思います」

「むしろ今は、スマホでできることが増え、複雑なこともできるようになっています。
つまり、パソコンの出番が減ることが予想されます。このことを考えると、
パソコンスキルが低い人よりも、スマホがわからない人の方が心配です」

現在はビジネスシーンにおいてパソコンを使う機会の方が圧倒的に多いため、
パソコンスキルが低いのはデメリットのように感じられるのだろうと思います。

しかしそう遠くはない未来にAI技術が発達するでしょうし、スマートフォンの機能も
もっと複雑化するでしょうから、パソコンを使う機会が相対的に減っていくのではと予想されます。

それでも、これからの時代を担っていく若者世代がパソコンとスマートフォンの両方を
使いこなせるようになるのは決して損ではない、むしろ得であると筆者は考えます。


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