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シリア・東グータへ空爆、死者70名 [国際]

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中東シリアの首都・ダマスカス近郊の東グータ地区で7日、
反体制派最後の拠点ドゥマに対し、新たな空爆があり、
過去約24時間に民間人の死者が70名に達しました。


政権側は反体制派をドゥマから撤退させようと
攻勢を強めてるといいます。

被害状況についてですが、
ドゥマでは70名以上の死者の他に11人が呼吸困難となっているようで、
市民ボランティア組織はバッシャール・アサド政権側が
「有毒な塩素ガス」を使用したと非難しています。

しかしその一方で、国営メディア側は当局筋の話として
有毒ガス使用情報は反体制派のでっち上げであると報じています。

シリア政府を支援するロシアと、ドゥマを拠点とする反体制派武装勢力
「ジャイシュ・アル・イスラム」の間で反体制派側の撤退に関する
交渉が行われる中、約10日間に渡り軍事行動は控えられ、
空爆は収まっていました。

しかし、NGO「シリア人権監視団」(英国拠点)によると、
今週に入って交渉は決裂し、政府軍は6日に空爆を再開。

民間人の死者が40人確認されましたが、
7日にも同様の攻撃があり、子ども8人含む民間人が
30人死亡、合計70人以上死者が出たことが確認されました。

この状況についてドゥマにいる若い医師は

「空爆は止まっていない。負傷者を数えることすらできない。」

「手術が間に合わず亡くなった負傷者も複数いる」

と話しています。




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