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中学生へのセクハラが増えたのは校則のせい?どんな対策が有効か [国内]

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セクハラといえば、4月に入ってから永田町で
財務省の福田淳一前事務官がテレビ朝日の女性記者への
セクハラ行為をした疑惑が浮上し、騒動になっています。

福田前事務次官はセクハラ行為を否定していますが、
被害者がテレ朝の関係者ということで、4月19日にはテレビ朝日が
記者会見を開くなどして、事態は終息に向かうどころか
ますます騒がしくなっています。

セクハラは福田前事務次官のケースや、
会社の上司や役員が部下になど、大人同士の間で起こるものと
考えられがちですが、実際はそんなことはありません。

最近では、大人から中学生や高校生へのセクハラが増えていることが
調査で明らかになってきました。

民間有志で発足した「ブラック校則をなくそう!プロジェクト」は、
全国の10代から50代までの男女4000人にアンケートを実施し、
ブラック校則や不適切指導に関する調査結果を3月8日発表しました。

調査によると、
「中学生時代に身体を性的に触られた」
と回答した人は世代別に以下の結果になりました。

10代:1.9%

30代:0.47%


「中学生時代、校則で下着の色が決められていた人」
の割合の調査では、以下の結果が出ています。

10代:15.84%

30代:1.90%

50代:0.94%


また、「中学生時代に下着の色をチェックされた人」
の調査では、世代別に以下の割合になりました。


10代:2.53%

30代:0.47%

50代:0%

どの調査の結果でも10代の割合が顕著に高くなっていることがわかります。
更に、年齢が若いほど割合が増えていることも判明しました。

同プロジェクトに回答したある女子中学生からは、

「『今日、下着、青色だったでしょう?ダメだよ』と
男性の先生から言われて怖かった」

という声が寄せられました。

上述の女子中学生の声から推測できることは
彼女が通う中学校には「下着の色」が校則で決まっていること。

校則で下着の色が決まっているから服装検査の一環で
下着の色をチェックされ、男性教諭が「生徒指導」のつもりで
注意したのだろうと考えられます。

学校の校則のもと、生活指導の一環で
下着の色をチェックされ、身体を性的に触られた
というセクハラ行為が行われている可能性があるのでしょう。

過去に「子ども110番」の電話相談員を務めるなど
長年「子どもと性」の問題に取り組んできた
安達倭雅子さんは、このような現状に警鐘を鳴らしています。

「女子生徒の下着を女性教師がチェックするのであれば
セクハラにあたらないと考える人もいますが、それは大きな間違いです」

「他人が干渉すべきないことに干渉していますし、これは誰がやっても
セクハラです。校則で下着の色を指定するのはパワハラですが、
そうしたハラスメントが子供を管理するという名目で許容しているのが
学校の現状なのでしょう。」

立場と権力のある「教師」である大人が、
立場の弱い「中学生」である子どもたちを
「校則」という名目のルールを利用して
身体を性的に触っているので、人権侵害に当たります。

また、身体を触ってきた相手が教師ということもあり
中学生たちは助けを求めにくいのでしょう。

中学生たちが声をあげられなくなるからこそ、
セクハラ行為がどんどん「校則」として正当化され
「うちの学校では当たり前の事」とされてしまいます。

中学生へのセクハラの対策には証拠を残しておくことが必要です。

例えば、録音をしておくこと。
ボイスレコーダーを使って録音しておけば、
録音データがセクハラ行為の動かぬ証拠となります。

また、被害状況を記録しておくことも大事です。
いつ・どこで・だれに・どのようにして被害を受けたのかを
こと細かく書き残しておくと、被害状況の大きさや詳細がわかるので
訴える際は有効な証拠材料となるでしょう。

信頼できる相談先を決めておくこともまだ大切です。
例えば、前述した「子ども110番」もその一例です。

セクハラ被害は他人に相談しにくい内容ですので、
一人で悩みを抱えがちですが、
そのままでは問題は一向に解決しません。
信頼できる相談相手を見つけておきましょう。


最後に、中学生へのセクハラ問題は
被害者側である中学生が対策をしておくことも
とても大事だと思います。

しかし、被害者側が対策するだけでは
彼らだけに負担がかかってしまいますので
加害者側の意識改革も必要です。

加害者側となってしまう教諭などの大人が、
性教育を改めて学びなおすことが大切でしょう。


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