森光子 ９２年の生涯と74年間の芸能活動: トレンドライターAnryのヘッドラインニュース

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森光子　９２年の生涯と74年間の芸能活動 [編集]

11月10日午後、昭和の名女優・森光子さんが肺炎による心不全のため
都内の病院でお亡くなりになりました。92歳でした。

92年間の生涯で、森光子さんは一体どのような人生を送ってこられた方なのか、
主に芸能活動に焦点を当てて簡潔に紹介していきたいと思います。

森光子さんは1920年5月9日、京都の割烹旅館で生まれ
1935年の映画「なりひら小僧春霞八百八町」でデビューを果たし
娘役などを通して多くの時代劇に出演するようになりました。

終戦後の1945年以降は進駐軍のキャンプをまわるジャズ歌手となって
関西地方にて歌手や女優業に専念されていました。
その後結核を患い、1952年に復帰した際には喜劇女優として活躍するようになりました。

1958年には活動拠点を関西から東京に移し、
翌年の59年にはテレビディレクターの岡本愛彦氏と結婚するも、4年後に離婚。
岡本氏と結婚生活を送っていた間の1961年10月には、日比谷の芸術座で初演された「放浪記」で
原作者の林芙美子役で初主演に抜擢、その演技に注目され「芸術祭文部大臣賞」を受賞されました。

1974年から14年間もの間はフジテレビ「3時のあなた」で司会を務めていらしゃいました。

セリフの暗記の速さと歯切れの良さに評判があり、上記で述べた「放浪記」は2000回以上も演じたそうです！
1998年には文化功労者を、2005年には文化勲章を、2009年には国民栄誉賞を受賞しました。

それまで舞台やドラマなどでずっと活躍されていましたが、2010年には健康状態を配慮して
公演を中止するようになったそうです・・・

そして今月10日、92年の生涯と74年間の芸能活動に幕を閉じました。
ご冥福をお祈りします。